ilohas project 出張中に気まぐれで書いた <むっしーの行方>
<むっしーの行方> これより最近

2008年3月27日(木曜日) <サイトへ>

  

 
 ジャカルタに着くと、さすがにレーダーに対するテンションが上がってくる。早く現場が見たい、ちゃんと動いているのだろうか、今回の作業は問題なさそうだろうか・・・。
今日から、シェルターの50cmの隙間で過ごす、お昼ご飯は差し入れで外に出ることもまず無い。トイレも別の建物なので夜まで行かない、飲食もそのコントロールの為に控える。よーし、やるか、とテンションだけはやたらと上がる。

2008年3月26日(水曜日) <ジャカルタ入り>
 熟睡できて、好調・・・。さて、電車でシンガポールの町を通り空港へ。そしてジャカルタへ。

   

  
 MRTという電車で空港に向けて。電車の中で、たぶん歴史の教科書を読んでいる学生さんを見かけた。中文らしく、意味はよく分からないものの、何故か見やすく、教科書が欲しくなってしまった。本屋さんを見つけて探したけれども見当たらず、別の本”THE RULES OF LIFE”を、買ってしまったが、英語だからよく分からない。それにしても、意味不明の本を見つけて、嬉しくなったり欲しくなることがあるのは、病気なのだろうか。

  

  

   
 シンガポールと言えばマーライオン、ということで、途中下車。楽しそうに記念撮影しているのを見ると、こちらも嬉しくなってしまう。
 昨日は、ヒートテックのアンダーウエアに、ヒートテックのタートルネック、おまけにフリースの上着を着て暑かったので、今日は上着を着るのは止めた。それでもやはり、暑かった。街の人はみんな、半袖だけども、私は、いきなり半袖になる勇気は無い。旅行者の中には、北半球の、つまり、冬から来た人も多いはずなのに、何故そんなにあっさりと、冬服から夏服に着替えることができるのだろうか。鎌倉時代の記憶から開放されない私は、なかなか急な変化にはついていけない。よし、明日はヒートテックのアンダーは止めて、いきなりタートルにしてその上からフリースを羽織ることにしよう。そうすれば、もし暑ければフリースを脱げばよいではないか・・・。

  

  
  きのうから、地上から8000m上空までを、上がったり下がったり。誰かが言っていたけれど、宇宙から地球を見ると、人生観が変わってしまうなんて。確かに、8000mから見ても、大気圏の薄さや、地球の小ささがわかり、なんてちっぽけなことで・・・なんていう気にならなくもない。でも、そんな簡単な問題では無い気もする。8000mから見ても、あたかも大局に立ったかのような錯覚を持てなくも無いが、ただ、地上で生きている人達の、うごめく姿や、思いや感情が希薄になってしまう。何故か無機質になってしまう一面があると思う。宇宙なんて尚更だろう。
 そう、それぞれの思いを忘れてはいけないと思う。”真理は現実の只中にある”という言葉も、ある面で同じ事を指しているのだろうととも思う。そう、どちらにしても、とらわれてしまっては、偏ってしまって、本当の事が見えなくなってしまうのだろう。いつでも自由に上がったり下がったり、できればよいのにと思う。

 とか、なんとかかんとか、勝手な想像をしているうちに、無事ジャカルタに到着。しかし、何度目かになるけれども、ジャカルタの空気は濁っていて見通しが悪い。うーん、空が無い。

2008年3月25日(火曜日) <シンガポールへ>
 AM6時20分:帰宅 , AM6時30分出発で、関空経由でシンガポールへ。

 
 3回見て、3回泣いてしまう約6時間30分のフライトでした。”Always 続・3丁目の夕日”
自分でも馬鹿かと思う、歳を重ねる毎に、何故かもうボロボロ、琴線に直接触れてくるので耐え切れない。
 
 シンガポールに着くなり、電話やらメールやらが5・6件。まあ、世の中便利になったこと。そうそう、今日はテレビの放映もあったことだし。お店の電話も携帯に転送しているし。海外って特に自分のソトは異なる空間なので、日本からの通信は、はるか地球から届く電波のように感じてしまう。
 

 さて、ジャカルタへの便は明日だし、きょうは空港のロビーで過ごそうかと思ってたのですが、へこたれてホテルに宿泊することにした。前回はロビーで一夜過ごしたけれども、荷物もあるので寝る訳にもいかず・・・。言葉が通じないのは、とにかく何をするのも面倒。安いホテルを探そうとしても見つからず、130ドルの出費。空港から電車で約1時間かけてホテルへ行くも、あっちでキョロキョロこっちでうろうろ、何回も”メイアイヘルプユー?”と声をかけてもらう。特に怪しげな行動はとっていないつもり、ただシンガポールの人が親切なだけ。あー、もー、ご飯を食べるのも面倒だ、注文の言葉を考えるのが面倒だ。
 


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